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不要なはがきや貴金属で児童労働予防や教育支援 NPOが12月23日から年末キャンペーン開始

認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会は、自宅に眠る未使用のはがきや切手、貴金属、外貨などを寄付として募集する「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを2025年12月23日から来年3月31日まで実施する。年賀状の発行枚数が近年減少していることなどを背景に、物品の寄付を児童労働の予防や教育支援につなげる取り組みとして17年目を迎える。

このキャンペーンは、未使用・書き間違いのはがきや切手を寄付として受け付け、集められた物品は換金され、バングラデシュやネパールでの児童労働対策や教育支援、日本国内での多文化共生事業など、貧困対策活動全般に活用される。シャプラニールによると、従来のはがき・切手寄付に加え、貴金属類や外貨、商品券など幅広い物品も受け付けることで、寄付の参加しやすさを高めるという。

近年は「年賀状じまい」が浸透し、寄付用のはがきや切手の数が減少傾向にあるという。2024年度までに同キャンペーンにはこれまで約58,300人が参加し、不要はがきなどが社会貢献につながってきた。しかし、年賀状の発行枚数が前年より減少したことや郵便物の交換手数料の引き上げもあり、活動資金の確保が課題になっている。

シャプラニールは、はがき10枚分の寄付がバングラデシュでの基礎教育費用の一部に充てられるとしており、「自宅に眠る不要品が子どもたちの未来につながる」と協力を呼びかけている。また、キャンペーンでは企業や団体、学校などに回収ボックス設置の協力も求めているという。

同法人は1972年の創立以来、バングラデシュ、ネパール、日本国内で児童労働の予防や削減、災害支援、多文化共生教育などに取り組んできた。今回の取り組みは、国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも寄与する活動として位置づけられている。